スノーボードって最初は辛いけど、一度ハマるとやめられない。
僕は気が付いたらマイボードを買ってしまいました。笑
しかし、スノーボードのメンテナンスをしようと思うと問題が!!!
- メンテナンスに必要な材料が多い
- メンテナンスには手間がかかる
- メンテナンス費用が数万円する
本記事では、最小限、最安価でスノーボードをメンテナンスする方法を解説します!!アイロンも高価なボード用ではなく、ニトリで買った安価な家庭用アイロンを改造!
実際に今回紹介する方法で十分メンテナンス出来ます!!
この記事を読めば、初心者の方でも簡単に、費用をかけずマイボードのメンテナンスが可能。
趣味でやる範囲では、この方法で十分なのでぜひ参考にしてください。
スノーボードのメンテナンス
僕はメンテナンスについてこんな風に考えていました。
マイボードのメンテンスって別に要らないんじゃない?
めんどくさいし・・・
しかし、スノボ歴10年以上の後輩に聞くと
絶対メンテナンスしないとダメ!しないとすぐ壊れますよ!!
と言われ、メンテナンスをすることに。
なぜ必要か、どのくらいの価格か聞きましたので、お伝えします。
メンテナンスの意義
まず、メンテナンスには大きく2つの作業が必要です!
なぜ、この二つが必要かについて解説!
汚れを綺麗に落とす必要性
例えば、フライパンの裏を想像して下さい。
焦げを綺麗に落とさずに使い続けると、凸凹になり均等な表面ではなくなります。
そうなると、コンロの上に置いてもガタガタしますよね?
これはボードの場合も同様で、汚れを蓄積すると凹凸が増えて軽やかに滑られなくなります。
さらに、汚れがついたままだとワックスもつきません!!お化粧前に顔を洗うようなもんです。笑
これで分かりますよね?汚れは絶対綺麗に落としましょう!!
ワックスの必要性
ワックスの必要性は大きく2つです!
まず、一点目の『滑走性の向上』です。
実はスノーボードはポリエチレンを素材としています。
大きな理由として、ポリエチレンはマイナス温度での変質が非常に小さいからです。
ポリエチレンはワックスとの相性が非常に良く馴染みやすいうえ、ワックスを塗ることで摩擦力が大きく減少して滑走性が向上します!
次に二点目の『板の保護』です。
ワックスは水を弾く疏水性なので、板の吸水を妨げて長持ちさせます!
さらに、雪との摩擦力を小さくし、傷がつきづらくなるので、板の保護につながります。
これらの理由から、ワックスは絶対につけましょう!
メンテナンスにかかる費用
メンテナンスには以下のものが必要となります。
- チューンナップ台(メンテナンス時にボードを置く台):1万円
- ワックス用アイロン(アイロンを溶かして伸ばす用):1万円
- ナイロンブラシ(不要なワックス落とし):3千円
- ブロンズブラシ(汚れ落とし):3千円
- スクレーパー(ホットワックス塗り後に不要な分を落とす):1千円
- ワックス:1千円
- ワクシングペーパー(ホットワックスを塗る時に必要):1千円
これらを合わせると、3万円ほど・・・いや、高すぎるだろ・・・
安い板よりも高いではないか。
そこで、僕のスノボー仲間がオススメのセットを紹介!!これであれば、1万5千円程度で一式揃えることが可能です!
しかし、1万5千円でも高いと考えてしまった僕は、必要最小限でメンテナンスを決意。
そこで、僕は家庭用アイロンを用いる等の工夫を行うことで、安価なメンテナンスを実践しています!
その前にワックスについて説明しておきます。知っている方は飛ばしてください!
ワックスの種類
ワックスの必要性は先ほどお伝えしました。
ワックスには「スプレータイプ」「ペーストタイプ」「ホットワックスタイプ」があります。
個人的に、マイボードのメンテナンスを行う場合は『ホットワックス』を断然オススメします!
とはいえ、他のタイプも使いやすいので3種類の特徴を簡単に説明!
スプレータイプワックス
スプレータイプワックスは『数秒でメンテ可能』『持ち運びが容易』といった特徴があります。
初心者にとっては利用しやすい反面、効果の持続性は悪い・・・
オススメはGALLIUMのワックス!
パラフィン性スプレーワックスと比較して5〜8倍の持続性があるのがポイント。
レンタルしていた時によく持って行き、滑りが悪い時に使っていました。
ペーストタイプワックス
ペーストタイプワックスはボードに塗るタイプ。
こちらもスプレータイプと同様、メンテや持ち運びが楽です!
それに加えて『スプレータイプより効果的』といった特徴があります!一般的に2倍以上の効果があるとか。
ホットワックス
こちらはアイロンで溶かして、板に馴染ませるタイプ。
『安価』『他の種類と比べると最も効果的』といった特徴があります!
特にマイボードの方はホットワックス一択です!
先ほどお伝えした通りワックスは『板の保護』の役割があるので、長持ちさせたいのであればホットワックスを使いましょう!!!
家庭用アイロンでホットワックスをかける
さて、本題に入りましょう!最小限、最安価でメンテナンスする方法を紹介します!
まず、家庭用アイロンの改造から!
家庭用アイロンはニトリが安い!
ホットワックス用は高いので、家で使わなくなったニトリの家庭用アイロンを改造しました!
ニトリであれば、たったの1,000円ちょっとで購入可能です。お買い得!
家に古いアイロンがある場合はそれを使いましょう!
家庭用アイロンの改造方法
家庭用アイロンで改造!と大袈裟に言いましたが、実はヤスリでフッ素加工を剥がすだけ。
ヤスリはコーナンで96円のものを買いました。
さて、早速フッ素加工を剥がすぞ!!
とりあえず、30分紙やすりでゴシゴシ。
全然、フッ素加工が取れません。笑
「やっぱりネットでホットワックス用のアイロンを買おうかな?」と心が折れそうでしたが、そこは持ち前の粘り強さで我慢。
さらに一時間くらいヤスリでゴシゴシ、ゴシゴシ。
1時間半かけてフッ素コーティングを剥がすことが出来ました!!ニトリのフッ素加工がめちゃくちゃ丁寧であることが分かったので、良しとしましょう。笑
正直、かなり体力、忍耐力が必要です。段々と握力が無くなってきますが、やする時は指を擦らないように気を付けてください!
フッ素加工を剥がす必要性
フッ素加工をしていると、ワックスを弾いてしまいます。
そうなるとワックスを塗ることが出来ないので、フッ素加工を剥がさないといった雑な事はオススメしません!
家庭用アイロンを使うと決めたら、諦めずに最後までヤスリましょう。
スノーボードメンテナンスの4ステップ!
スノーボードメンテナンスの4ステップを紹介します。
STEP1:必要物品の購入
今回メンテナンス用に買った物品はこちら!
- 家庭用アイロン:昔ニトリで買ったいらないアイロンを利用:0円
- ヤスリ:96円
- ホットワックス:880円
- ワクシングペーパー:770円
- ブラシ:百均の靴用ブラシを利用:0円
合計1,746円!!
ネットで売っていた一式セットだと1万5千円程度だったので、1万3千円以上もお得!!大節約です。
STEP2:不要なワックスを除去
次に作業です!汚れや古いワックスを落とすために、ブラシで擦っていきます。
擦っていくと白いカス(付着していたワックス)が出てくるので、カスが家中に飛ばないように注意!
STEP3:ホットワックスでコーティング
ワックスを塗る作業に入ります。
ワクシングペーパーを使う目的は以下の通り。
まず、ワクシングペーパーをボードに置き、ワックスにアイロンを当ててポタポタとワックスを垂らしていきます。
温度は120度以下とホットワックスに書かれているので、ニトリの温度で中の下くらいで設定しています。
そしてアイロンでワックスを伸ばします。コツは片手でペーパーを持ちながら、もう片方の手でアイロンを当てる!
最初はムラがめっちゃできて、これで大丈夫?と心配になりますが、それで大丈夫です!!
STEP4:繰り返し作業によるワックスの浸透
ボードの板はポリエチレンで素材とお伝えしたが、実は熱を当てると膨張して分子レベルで細かい穴が開きます。
その間にワックスが吸収していき、馴染んでいくのです。
しかしながら、1回では全てを吸収しきれないので、4,5回STEP3を繰り返します!ワックスは最初に1回垂らせば追加で垂らさなくてもOKです。
足りないかな?と感じたら各自の判断で追加してください!
ワックス後の板がこれ↓↓
多少のムラはあります。
本来であればこの後、スクレイピングと言って不要なワックスを除去する作業を行うのですが、僕はやっていません。
理由としては、以下の通りです。
要するに、手間や時間に対してメリットを感じられないのです。
レジャー目的であればスクレイピングは不要かなと。
まとめ:レジャー目的であれば最小限・最安価のメンテナンスでOK
本記事では、
- スノーボードのメンテナンスについて
- ワックスの種類について
- 最小限・最安価でのメンテナンス法(家庭用アイロンを使用)
についてお伝えしました。
たった1,746円でメンテナンス出来たので、コスト的に大満足!
ボード初心者の方でも簡単にメンテナンス可能ですので、ぜひ参考にしてください。